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いろいろな意味で話題となった航空会社 Jetstar だが、首を傾げたくなる不思議な点も多々ある。運賃もしかりである。日本からオーストラリアを往復する場合、日本発の往復航空券を買うより、日本からオーストラリアへの片道航空券とオーストラリアから日本への片道航空券を別々に買うほうが安いのだ。
今年の5月の連休に東京からケアンズを往復する日程を想定し、5月1日に東京を出発し5月6日に東京に到着する旅程で比較してみる。運賃検索は公式サイトで行った。エコノミークラスは既に満席のようなので、スタークラスの運賃で比較した。
http://www.jetstar.com/jp/ja/
東京を5月1日に出発し、5月5日に帰ってくる往復旅程で運賃を検索すると、検索結果は日本円建てで表示され、その金額は往路・復路とも69200円である。燃油サーチャージや空港使用料、税金などを加えると約86000円となり、往復の支払額は約172000円となる。
一方、同一の旅程を往路・復路それぞれ別々に検索すると、往路の運賃は上記と同じだが、復路の検索結果は豪ドルで表示され、その金額は934ドル(約55000円)である。この運賃は燃油サーチャージを含んでおり、空港使用料、税金などを含む復路の支払い総額は1008ドル(約59000円)となる。これは上記の86000円より30%以上安い。往路・復路の支払額の合計も145000円程度で上の17万円超と比べれば15%ほど安い。
国際航空運賃は、旅行する方向により金額が違うのは半ば常識であるが、従来の航空会社は片道運賃を往復運賃の半額よりはるかに高い値段に設定してきたため、このようなことは起きなかった。
この現象、同様の運賃設定を行っている格安航空会社では Jetstar に限らず起こっていることである。昨年11月に関空に就航したセブパシフィック航空でも起こっているし、今後 AirAsia が日本に就航しても同様であろう。知っていて損はない。