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午前4時、無事起床。顔を洗ってから、ベッドに戻って本日の旅程を時刻表で確認していたら・・・寝てしまった。
再び起きたのは7時過ぎ。完全に寝坊だ。本当は山陰本線の上り始発列車で鳥取に向かい、因美線、姫新線、芸備線で備後落合に行き、木次線に乗る予定であったが、この目論見は崩れ去った。過去にも寝坊が原因で予定が狂ったことは幾度もあり、特に石勝線の楓にいけなくなってしまったのは後悔している。まあ仕方がないので、因美線と姫新線はあきらめ、伯備線で備中神代に向かうことにした。米子11:03発の伯備線列車まで時間があるため、境線をまず乗り潰すことにしてホテルを出た。
とりあえず08:10の山陰本線の鳥取行きに乗車し、次の東山公園で下車、ここから境線の博労町まで歩き、ORITADEを稼ぐ。
博労町から境線に乗車。米子発08:30の列車だ。境線は途中の後藤までは電化されている。後藤工場へ電車が自走で入場するためだ。列車は日本海と中海の間の平地をひたすら進む。特に車窓に見所があるわけでもなく、線路もほぼまっすぐだ。唯一の例外は米子空港付近で、滑走路を避けるために線路が東側に迂回している。終点の一駅手前、馬場崎町で下車、ここから境港まで歩く。で、境港駅に歩いたわけだが、境港駅に着く前に、なんと駅の近くの踏切がなり始めた。そしてヘッドライトを輝かせ・・・列車は行ってしまった。なんということだ。馬場崎町から境港までの営業キロは0.7km、馬場崎町着が09:13で境港発は09:20だから、単純に考えて6km/hで歩かないと間に合わない計算だ。何で俺はのんびり歩いていたのだろうか。その前に何でこんな予定を組んだんだろう。木次線の列車に間に合わすことが出来ないか時刻表とにらめっこする。境線の次の列車に乗り、伯備線の特急に乗れば簡単に追いつけることはわかり一安心。原則として乗りつぶしは普通列車に乗ることにしているので、その原則からは外れるが、まあ良い、木次線に乗れれば。
しばらく駅周辺を見て周る。境港の駅に隣接して観光案内所とフェリー乗り場があり、旅行者には便利な構造になっている。韓国の東海行きフェリーの案内もあった。丁度この日の夕方に出航する便があり、一瞬韓国に行こうかという思いもよぎったが、さすがに時間がないし、言葉がわからない。韓国旅行の最大の問題は言葉の壁とそれによる情報の得にくさだ。東海から釜山なりソウルなりを経由して火曜日の朝までに帰ってくる方法が簡単にわかれば、このときフェリーに乗っていたかもしれない。ちなみに旅券は持ち歩いている。
うろうろした後で境港駅に入る。ここでとりあえず明日の上りムーンライトながらの指定席を確保する。まだ予定は決めていなかったが、連休最終日なので一応手に入れておくことにした。510円だが、現金払いかクレジットカード払いかを聞かれる。払い戻しする可能性も考えて現金で支払った。
で、待合室で腰を落ち着けると・・・
なんと木次線運休のお知らせが・・・ちゃんと調べてくればよかった。何のためにここまで来たんだか。仕方がないのでまた時刻表を開き、計画を練る。このあたりのJR線で未乗なのは、因美線、姫新線の津山以西、伯備線の備中神代以北、木次線、山陰本線の米子~江津である。今から伯備線、姫新線、因美線と周って山陰本線で米子に戻ることは可能であったが、因美線は夜になってしまう上、若狭鉄道には乗れなくなってしまう。逆周りだと姫新線、伯備線が夜になってしまう。しばらく考えた末、これらの路線は明日乗ることにし、山陰本線で江津に向かうことにした。ついでに一畑電車にも乗ることにした。
気を取り直し、10:20発の列車に乗り込む。境港駅は発着線は2本あり、本線に直進でつながっているのは1番線だが、鬼太郎列車のラッピングを見せるために、駅前広場側の2番線に列車を入線させているようだ。米子には11:06着だ。書き忘れたが境線の列車は往復ともキハ47の2連であった。境線は駅が多いこともあり、非常に遅く、表定速度は30km/hを下回る。
米子からは山陰本線でまず松江に向かう。11:28発の出雲市行きは115系2連だった。40年前の設計とはいえ、電車は速く、松江までの28.9kmを33分で走る。速いのは駅間距離が長いせいもある。この間に駅は4駅だけで、特に米子~安来の駅間距離は8.8kmある。JR松江駅からは一畑電鉄の駅まで歩こうと思っていたが、雨が降っている上、丁度バスが来たため、バスを利用することにした。12:05発の北循環線の外回りと言うバスだった。松江市交通局のサイトを見てみると35分間隔で運行しいるようだ。他の系統も松江駅と松江しんじ湖温泉駅を結んでいるようだが、いまいち解りにくいサイトで、きちんと調べる気にはならなかった。15分ほどで到着。かなり遠回りをしていたようだが、まあ急いでいないのでよいであろう。駅できっぷを買い求め、列車の到着を待つ。
入ってきたのは元南海21000系の3000系。外版塗装がところどころはがれ、錆が浮いている状態で、整備状態は良好ではない。12:41に発車。思ったよりスピードは出ているが、宍道湖の湖畔にそって走っているため、随所に速度制限がある。一畑口のスイッチバックも今となっては無用の長物だろう。駅周辺も人口が多いとは思えないし。しかし湖畔の景色は美しく、写真を撮っている観光客らしき乗客も見られた。川跡で下車し出雲大社前に向かう。こちらは元京王5000系の2100系。で、終点到着後、旧国鉄大社線の大社駅跡地へ。
写真は駅の敷地の北端から撮ったもので、駅の敷地がそのまま空き地として残っているほか、駅舎の姿も見える。またこの写真の手前側には小さな川(水路?)があり、ここには橋台が残っていた。時間がなかったため、駅舎の正面まで行かず、そのまま出雲大社前駅に戻る。再び川跡駅へ。
ここで再び乗り換えて電鉄出雲市へ。出雲市からは再び山陰本線に乗り、西を目指す。15:08発の浜田行きに乗った。日の出ている内に江津まで乗り潰せれば良いので、ORITADEを狙う。まずは特急列車の退避と行き違いのため長時間停車した波根で下車。
同列車に戻り、次は石見福光で降りる。16:34。
駅舎は綺麗だったが、駅前には住宅と自動販売機があるだけ。郵便局だったと思われる建物はあったが、看板ははずされており、緑色のATMコーナーの跡と建物の前の郵便ポストが、さびしく残っていた。ここから山陰本線の上り列車に乗り換え。16:47発で、すぐに次の温泉津で降りる。
「温泉津」と書いて「ゆのつ」と読ませるのは結構な難読地名であろう。駅はJAと同居しており、綺麗に整備されている。が、3連休の真ん中の日曜日にもかかわらず、温泉街には全く活気が感じられない。
17:09に再び山陰本線の下り列車に乗る。快速「アクアライナー」の浜田行きで、待望のキハ126系だ。初めて乗る車輌だが、内装と言い、走行性能といい、キハ47より格段に良い。特にシートピッチの広さは特筆できる。583系電車ほどではないかもしれないが、とにかく足元が広い。これは快適だ。並行する道路を走る車を追い抜きながら快適に飛ばした。乗り潰しの目標は江津までだったが、江津で降りるのも芸がないし、帰りもキハ126系に乗りたいと言うこともあり、波子で下車、17:36。ここは近くに県立の水族館アクアスが出来てから玄関口として整備され、駅舎の待合室も、その隣にある公衆トイレも綺麗だったが、閑散としていた。駅から水族館までは遊歩道が整備されており、少し歩いてみたが、あまりにも綺麗過ぎ、ほとんど使われていない印象であった。とはいえ、地元自治体に鉄道が見捨てられていないことは喜ばしいことだ。
帰りは18:05のアクアライナー米子行きに乗る。この列車は太田市~西出雲の間の駅に止まらないだけで、他の区間は各駅停車であるが、それでもキハ47よりは圧倒的に速く感じる。車輌性能の違いもあるし、退避や交換で長時間停車することがないせいもあるだろう。米子に着いたのは20:54、快適なひと時であった。
遅い夕食の後、目覚ましを06:30にセットして床に就いた。